第97回 内容が同じフィールドは1つだけ表示する

こんにちは。エヌ・ケイ・カスタマイズの尾﨑です。

弊社がオフィシャルスポンサーとして応援している【鹿児島ユナイテッドFC】が開幕から6戦負けなしと好調を維持しております。
毎週末の試合を楽しみにしながら、私も負けないように仕事もダイエットも頑張ります。

今回は、【内容が同じフィールドが連続してあった場合】に【1レコード目のみ】フィールドを値を表示します。

以下の記事は、Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド(バージョン 19 対応)より、
「10.内容が同じフィールドは1つだけ表示する(796ページ)」を元に掲載しています。

この文献から、「次の場合にオブジェクトを隠す」を使った表示の簡素化について学びました。文献の執筆者、関係者の方々に深謝いたします。

なお、このブログ記事の趣旨は、弊社所属スタッフの Claris FileMaker 学習の成果を公開することを目的とし、同時に、参考文献の内容の紹介に資するものであることを Claris International Inc. が確認しています。

Claris FileMaker 公式トレーニング教材

実装方法

1番目のレコードは値を表示、2番目以降のレコードは前のレコードとフィールドの値が同じ場合は
フィールドを隠します。
対象となるフィールドの[次の場合にオブジェクトを隠す]に計算式を設定します。

Get ( レコード番号 ) > 1:最初のレコードは必ず値を表示する
対象フィールド = GetNthRecord ( 対象フィールド ; Get ( レコード番号 ) – 1 )
            :フィールドの値が1個前のレコードのフィールドと同じか比較

「GetNthRecord(フィールド ; レコード番号)」という関数は、指定されたレコード番号からフィールドの内容を返す関数とのことです。

実行

実際にシステムを動かしてみると画像のように表示を行うことができました。
対象となるフィールドでソートを行う必要があるので注意して下さい。

Excelのセル結合をClaris FileMakerで実装してみた☆といったところでしょうか。
小計パートも同じようなことができますので、パターンによって使い分けられたらいいですね。

それでは、良い週末をお過ごし下さい。



参考文献: Claris FileMaker 公式トレーニング教材 から、「Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド」 等を参考にしています
https://content.claris.com/fmb19_reg-ja