Claris FileMaker Cloudとは?お答えします。

お世話になっております。
株式会社エヌ・ケイ・カスタマイズの久保でございます。

現在、いくつかの都道府県で緊急事態宣言が発令される中、
鹿児島も「感染拡大警報」が発令されました。
5市飲食店に時短要請が出されております。

引き続き、不要不急な外出は控えましょう。


話変わりまして、本日は、「 Claris FileMaker Cloud」についてお伝えさせて頂きます。

とわいっても、Claris FileMaker Cloudは、既に時間も経っておりますので、
既に聞いたことがある方やご利用中の方は多くいらっしゃるかと思います。

しかし、Claris FileMakerServerでオンプレミスの方がまだまだ
多いのではないかと感じております。

弊社では、ご利用状況やご利用環境などでご提案させて頂きますので、
お悩みの方はお気軽にご相談くださいませ。
もちろん、今現在、オンプレミスやレンタルサーバーのお客様も、
どちらがいいのかなどご相談になります。

さて今回は基本的な部分だけお伝え致しますので、
本記事をきっかけに、「 Claris FileMaker Cloud」に
ご興味を持っていただけると嬉しいです。

Claris FileMaker Cloud について

Claris FileMaker Cloudですが、他にもアマゾンが提供している
「Claris FileMaker Cloud for AWS」と呼ばれるサービスがございます。

このClaris FileMaker Cloud for AWSと比較すると、
購入から保守・運用に関して、大幅に簡略化されているということを
皆様はご存知でしょうか。

以下では、 Claris FileMaker Cloudの特徴について記載させて頂きます。

 ●クラウド上にあるため、ハードウェアの初期費用が必要ございません。
 ● Claris FileMaker Cloudでは、Claris FileMakerServerと違い、システムファイルを数分程度で展開することができます。
 ●Claris FileMaker Cloud Admin Consoleは、変わらず日本語で対応しております。
 ● Claris FileMaker Cloudのユーザライセンスのご契約のみで、AWSのサブスクリプションは必要ありません。
 ● Claris FileMaker Cloud には AES 256 ビット暗号化や自動ファイル暗号化、オプションの多要素認証のサポートなど、
  業界標準のセキュリティが既に実装されておりますので、安心安全です。

システムの移行について

既にご利用中の Claris FileMaker Server からシステムを移行するまでの流れをご説明致します。

Claris FileMaker Cloudへの移行でお悩みの方は、
ぜひ参考にして頂けますと幸いです。

まず第一段階として、Claris FileMaker Cloudのライセンスをご購入頂くところから始まります。

価格は、\1,950/1ユーザー/1月あたりとなっており、
通常のライセンス同様、5ユーザからとなっております。
一点、違うのは、こちらの価格は、小規模向けのプラントなっており、
最大で10ユーザまでとなっておりますので、ご注意ください。

続きまして、第二段階、 Claris FileMaker Cloud を購入後は、まずはClaris Customer Consoleにアクセスすることになり、
アクセス段階では、ラインセスのご購入者のみが登録されている状態です。

他のユーザーから Claris FileMaker Cloud へアクセスを行うためにはユーザーを追加し、
ライセンスを割り当てる必要がありますので注意してください。

一連の流れ

1. Claris FileMaker Cloudへアップするファイルを用意

Claris FileMaker Server或いは、Claris FileMaker Cloud for AWS から移行したいファイルをダウンロードしてご用意ください。

2. Claris FileMaker Cloudのチームにユーザの招待

Claris Customer Console のユーザ画面で新しいユーザを招待します。
ここでひとつ、ユーザ招待は一括でできないため、1ユーザずつ招待してください。

3. ユーザをグループに追加

こちらでもユーザ追加は一括でできないため、1ユーザずつ追加してください。
招待と同じ感覚です。

4. システムファイルにユーザ及びグループを追加

Claris FileMaker Pro にClaris ID でサインインし、用意していたカスタム App の認証方法とグループまたはユーザを設定します。

5. 最後にシステムファイルを Claris FileMaker Cloudにアップロード

こちらは今までと同じように、ファイル→共有設定→ホストにアップロード の手順で
Claris FileMaker Cloud にシステムファイルをアップロードすることができます。


以上で、 Claris FileMaker Cloudへのシステムご利用までの流れとなります。
一括でユーザを追加できないなど、手間がかかる部分もございますが、
非常に早い流れでシステムを展開できます。

Claris FileMaker Cloudについて、簡単なご説明でしたが、
以上となります。

弊社では、システム開発の相談も随時受け付けております。
小さな事からでも大丈夫です。お気軽にご連絡くださいませ!