
ノートパソコンを安く購入したいけど、再生品ってどうなんだろう?
そんな疑問にお答えします。
再生品とは、一度使用されたパソコンを専門技術者が点検・修理・清掃して整備した商品のことをいいます。
以下の表は、新品のパソコンと再生品のパソコンを比較したものです。
項目 | 新品パソコン | 再生品パソコン |
---|---|---|
価格 | 定価(割引少なめ) | 新品の50〜70%前後 |
外観状態 | 完全未使用・無傷 | 小キズ・使用感が残る場合あり |
保証 | メーカー保証1年が標準 | 7日〜1年(店舗・メーカーにより異なる) |
検査・テスト | 抜き取り検査 | 全数検査・長時間エージングテスト |
初期設定 | 初回セットアップが必要 | OSクリーンインストール・設定済みで即使用可 |
付属品 | フルセット(箱・説明書など) | 箱やマニュアル欠品のことも |
在庫・納期 | 常時在庫あり/発売直後モデル入手可 | 限定在庫・モデル/カラーはタイミング次第 |
環境負荷 | 新規製造で資源・CO₂負荷大 | リユースで電子廃棄物削減・エコ |
上記の表にあるとおり、最新のパソコンにこだわりが無い限り、再生品のパソコンの方がコストパフォーマンスが高いといえます。
どちらを購入するか迷っている方は、最新のパソコンを購入する必要があるのかを考えて、それが無いと判断した場合は再生品のパソコンを購入するのがおすすめです。
以下の表は、おすすめのショップについてまとめたものです。
項目 | リズピーシー | パソコン市場 | PC WRAP |
---|---|---|---|
こんな人におすすめ! | 自分でパソコンを選べない方 | 自分でパソコンを選びたい方 | 自分でパソコンを選びたい方 |
設定サポート | 初回無料でリモートサポート | なし | なし |
探しやすさ | 用途と予算を伝えると探してもらえる | 自身でスペックなどを考慮して選ぶ | 自身でスペックなどを考慮して選ぶ |
送料 ※税込 | 無料 | 550円〜1,870円 ※商品のサイズによる | 660円〜1,980円 ※商品のサイズによる |
社会貢献 | 売上の一部を社会福祉協議会へ寄付 | なし | なし |
特徴 | ・システム開発会社が運営している ・パソコンをプロに選んでもらえる ・初回無料でリモートサポートを受けられる ・利益の一部を社会福祉協議会に寄付しているため、購入するだけで社会貢献できる | ・21年の運営実績がある ※2025年2月時点 ・パソコンのレンタルや売却も行っている ・スマホやWi-Fiルーターのレンタルも行っている | ・周辺機器も充実している ・14時までであれば当日発送してくれる ・業界最長の3年保証がついている ・パソコン買取サービスも行っている |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
上記の表をもとに、それぞれがどんな人におすすめであるかを以下にまとめました。
それぞれに特徴がありますので、「自分に合いそう」と思えるショップで購入するのがおすすめです。
ノートパソコンの再生品って何?新品との違いなどをやさしく解説
ここでは、再生品のノートパソコンと新品のノートパソコンの違いについて解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
再生品ってどんなパソコン?
再生品(リファービッシュ品)とは、一度使用されたパソコンを専門技術者が点検・修理・清掃して、整備した商品のことです。
再生品になる主なパターンは、以下のとおりです。
- 展示品として店頭に置かれていた商品
- 初期不良で返品された商品を修理したもの
- 企業のリース返却品を整備したもの
- キャンセル品や在庫処分品
- メーカーの動作確認用サンプル品
これらの商品は、外観に若干の使用感があっても、機能面では新品との違いも分からないくらいの性能を持っています。
値段が安いうえに、機能面にも問題が無いのは嬉しいポイントですね。
新品より安いのはなぜ?
再生品パソコンは “ゼロから作り直さず、整備と厳格な検査だけで再出荷できる” 点が価格を大幅に下げる最大の理由です。
新品に必要な部品調達・組立ライン稼働・長期在庫管理などの製造コストがほぼ発生しないため、原価を一気に圧縮できます。
このような要因があるため、再生品は機能面で遜色がないのに大幅に安い価格を実現しているのです。
再生品と中古品のちがい
再生品と一般的な中古品の最大の違いは、品質保証のレベルです。
メルカリなどで個人が販売する中古品とは、信頼性が全く異なります。
以下の表は、再生品と中古品の違いについてまとめたものです。
比較項目 | 再生品 | 一般中古品(メルカリなど) |
---|---|---|
動作確認 | 全項目テスト済み | 出品者次第 |
清掃状態 | 専門クリーニング | 個人清掃レベル |
部品交換 | 必要に応じて実施 | ほぼなし |
データ消去 | 完全消去 | 不完全な場合も |
保証 | 30日〜1年 | なし〜3日程度 |
価格 | 適正価格 | バラつきあり |
再生品は、プロが整備を行っているため、購入後のトラブルリスクが格段に低くなります。
一方、個人売買の中古品は、見た目は良くても内部に問題を抱えている可能性があるので、注意が必要です。
再生品はどこまできれいに直す?
再生品の整備レベルは、販売元によって異なりますが、一般的には以下のような工程を経ています。
また、再生品は以下のような工程をとおっています。
- 外観チェック:キズ、汚れ、破損の確認
- 分解清掃:キーボード下やファン周りの埃除去
- 部品交換:不良部品の特定と交換
- OS再インストール:クリーンな状態に初期化
- 動作テスト:全機能の詳細なチェック
- 最終検査:品質基準をクリアしているか確認
特に液晶画面やキーボードなど、使用感が出やすい部分は重点的にチェックされます。
小さなキズは残ることもありますが、使用に支障がない範囲に収められているでしょう。
再生品にも保証やサポートはある?
保証やサポートに関しては、購入するショップによって異なります。
再生パソコンを購入する場合は、最低でも初期不良時の無償交換が可能であるかを確認することが大切です。
精密機器であるため、初期不良が起きる可能性をゼロにすることはできません。
商品によっても対応してもらえないものもありますので、購入前に販売元に確認しておくと安心でしょう。
このような保証があることで、万が一の故障時も安心です。メルカリなどの個人売買では、このような手厚い保証は期待できません。
ノートパソコンの再生品が安いのに安心できる3つの理由
ここでは、再生品が安いのに安心できる理由について、以下の3つを解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
しっかり点検されている
再生品の最大の特徴は、専門業者による点検を受けているところにあります。
新品は抜き取り検査が一般的ですが、再生品は全数検査が基本となります。
具体的には、以下のような主な検査を行っています。
- CPU性能テスト(ベンチマークソフトで測定)
- メモリ診断(エラーチェック)
- ストレージ検査(不良セクタの確認)
- 画面検査(ドット抜け、色ムラ)
- キーボード・タッチパッド動作確認
- 各種ポート接続テスト
- Wi-Fi・Bluetooth通信テスト
- スピーカー・マイク音質チェック
これらの検査により、購入後に「実は壊れていた」という事態を防ぐことができます。
個人売買では、ここまでの検査は望めません。
クリーニング済みで衛生面も安心だから
再生品は、本体を分解して専門的なクリーニングを受けています。
内部には、ホコリなどの汚れが溜まりがちですが、再生品の場合は分解して内部までクリーニングするため、衛生面でも安心です。
基本的に、以下のようなクリーニングが実施されています。
- アルコール系クリーナーでの除菌
- キーボードの隙間の清掃
- 液晶画面の専用クリーナー清拭
- 通気口のエアダスター清掃
- UV除菌装置での最終処理(一部業者)
個人売買の中古品では、使用環境や清掃状態が不明なことが多く、衛生面での不安が残ります。
クリーニングに関しても個人間取引よりも再生品を選ぶ大きな理由になりますね。
購入後のサポート体制があるから
再生品を扱う専門店やメーカーは、購入後も安心して使えるよう、以下のようなサポートメニューを用意しています。
- 初期設定代行サービス
- ソフトウェアインストール相談
- トラブルシューティング
- 操作のサポート
専門スタッフによる手厚いサポートは、個人売買では得られない大きなメリットだと言えるでしょう。
ノートパソコンの再生品を選ぶメリット
ここでは、再生品を選ぶメリットについて解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
新品より大幅に安く買える
再生品の最大のメリットは、やはり価格です。
同じスペックの新品と比較して、30〜50%も安く購入できることが多く、予算が限られている方にとって魅力的な選択肢となります。
以下の表は、性能(スペック)別で新品と再生品の価格帯の違いについてまとめたものです。
価格帯 | 新品 | 再生品 | 節約額 |
---|---|---|---|
エントリー | 8万円 | 5万円 | 3万円 |
ミドル | 15万円 | 9万円 | 6万円 |
ハイエンド | 25万円 | 15万円 | 10万円 |
この差額で、周辺機器を揃えたり、ソフトウェアを購入したりすることも可能です。
コスパ最高で高性能モデルも手が届く
再生品なら、新品では手が届かなかった高性能モデルも現実的な選択肢になります。
例えば、新品で20万円するハイスペックモデルが、再生品なら12万円程度で購入できることもあるのです。
高性能モデルを選ぶメリットは、以下のとおりです。
- 動画編集やゲームもサクサク動作
- 長期間使えるため結果的にお得
- 最新ソフトウェアにも対応
- マルチタスクでもストレスフリー
- 将来的なアップグレードの必要性が低い
予算内で性能を重視したい方にとって、再生品は理想的な選択となるでしょう。
同じ予算でワンランク上の性能を手に入れることができるのも魅力のひとつです。
地球にやさしいエコな選択
再生品を選ぶことは、環境保護にも貢献します。環境省のリサイクル推進にも合致する、持続可能な消費行動といえるでしょう。
- 電子廃棄物の削減
- 新規製造に伴うCO2排出の抑制
- 希少金属などの資源保護
- 製造エネルギーの節約
- 循環型社会への貢献
企業のSDGs活動が注目される現在、個人レベルでも環境に配慮した選択をすることが重要です。
再生品の購入は、その第一歩となります。
OSやソフトが入っていてすぐ使える
再生品の多くは、OSがクリーンインストールされた状態で出荷されます。
メルカリなどの個人売買では、OSの正規性が不明な場合や、前所有者のデータが残っている危険性もあります。
再生品なら、そういった心配は無用です。
人気モデルを気軽に試せる
再生品は、人気モデルを手頃な価格で試すチャンスでもあります。
「MacBookを使ってみたいけど、新品は高すぎる」という方も、再生品なら現実的な価格で体験できるでしょう。
【人気モデルの価格例】
モデル | 新品価格 | 再生品価格 | 用途 |
---|---|---|---|
MacBook Air | 15万円〜 | 9万円〜 | 一般用途 |
ThinkPad X1 | 20万円〜 | 12万円〜 | ビジネス |
Surface Laptop | 18万円〜 | 11万円〜 | クリエイティブ |
Gaming Laptop | 25万円〜 | 15万円〜 | ゲーム |
初めて使うブランドやOSでも、再生品なら失敗のリスクを抑えながら挑戦できます。
ノートパソコンの再生品を選ぶデメリット
ここでは、再生品を選ぶデメリットについて解説していきます。
詳しくみていきましょう。
小キズや使用感が残ることがある
再生品は完全な新品ではないため、どうしても小さなキズや使用感が残る場合があります。機能に影響はありませんが、見た目を重視する方には気になるかもしれません。
よくある外観の状態は、以下のとおりです。
- 天板の微細なスレ傷
- キーボードのテカリ
- 角の小さな打痕
- ポート周りの挿抜跡
- 底面の設置跡
ただし、これらは通常使用でも発生する程度のものです。
販売店によってはグレード分けをしており、外観重視の方は上位グレードを選ぶこともできます。
細かいキズなども気になる場合は、本体の写真を多めに送ってもらい、購入前に確認するのがおすすめです。
バッテリーが新品より短く持つ場合がある
ノートパソコンのバッテリーは消耗品であり、再生品では新品時の70〜80%程度の容量になっていることがあります。
これは避けられないデメリットといえるでしょう。
使用年数 | バッテリー容量 | 実使用時間(8時間仕様の場合) |
---|---|---|
新品 | 100% | 8時間 |
1年使用 | 85〜90% | 6.8〜7.2時間 |
2年使用 | 70〜80% | 5.6〜6.4時間 |
3年使用 | 60〜70% | 4.8〜5.6時間 |
主に電源接続で使用する方にとっては、大きな問題にはなりませんが、外出先でも使用する場合は重要な項目です。
外出先で使用する場合は、バッテリーがどのくらい持つのかを販売元にしっかり確認しておくと良いでしょう。
最新モデルが手に入りにくい
再生品の性質上、発売直後の最新モデルは流通しません。
通常、発売から6ヶ月〜1年以上経過したモデルが中心となります。
再生品として出回るタイミングは以下のとおりです。
- 展示品の入れ替え時期(3〜6ヶ月後)
- 初期不良の修理完了後(2〜3ヶ月後)
- 法人リースの短期返却品(6ヶ月〜1年後)
- 型落ちモデルの在庫処分(1年後〜)
ただし、パソコンの基本性能は1〜2年程度では大きく変わらないため、実用面での影響は、ほとんどないと考えて良いでしょう。
在庫が少なく欲しいタイミングで買えないことも
再生品は、新品のように計画的に生産されるものではありません。
そのため、欲しいモデルが欲しいタイミングで在庫があるとは限らないのです。
再生品の在庫状況には、以下のような特徴があります。
- 人気モデルはすぐに売り切れる
- 同じモデルの再入荷は不定期
- スペックの選択肢が限られる
- カラーバリエーションが少ない
- 季節により入荷量が変動
急ぎで必要な場合や、特定のモデルにこだわりがある場合は、新品の方が確実でしょう。
ノートパソコンの再生品を買う前に見るべきポイント3つ
ここでは、再生品を購入する前に確認しておくべきポイントについて解説していきます。
詳しく見ていきましょう。
バッテリーの状態をチェックしよう
再生品を選ぶ際、最も重要なチェックポイントがバッテリーの状態です。
多くの販売店では、バッテリーの健康度を%で表示していますが、その見方を理解することが大切です。
バッテリー状態の目安を以下の表にまとめました。
健康度 | 評価 | おすすめ度 | 実用性 |
---|---|---|---|
90%以上 | 優秀 | ★★★★★ | 新品同様 |
80〜89% | 良好 | ★★★★☆ | 十分実用的 |
70〜79% | 普通 | ★★★☆☆ | AC電源併用推奨 |
70%未満 | 要検討 | ★★☆☆☆ | 据置き使用向け |
充電回数(サイクル数)も重要です。一般的に500回を超えると劣化が進むとされています。
目安などに不安を感じる場合は、購入前に販売元に確認しておくのがおすすめです。
画面やキーボードのキズを確認しよう
使用頻度の高い画面とキーボードは、再生品の品質を判断する重要なポイントです。
特に確認すべき項目は、以下のとおりです。
- 画面:ドット抜け、輝度ムラ、変色、コーティング剥がれ
- キーボード:文字消え、キートップの欠け、打鍵感の不均一
- タッチパッド:表面の摩耗、クリック感、感度
- ヒンジ:開閉のスムーズさ、ぐらつき
- 天板:傷、へこみ、ステッカー跡
多くの専門店では、状態をA〜Cなどのランクで分類しています。
上記のような分類がされていない場合は、直接確認しましょう。
OSやソフトが正規品か確認しよう
再生品で特に注意したいのが、OSやOfficeなどのソフトウェアライセンスです。
正規品でない場合、将来的に突然使用できなくなる等のトラブルになる可能性があります。
ノートパソコンの再生品に関するよくある疑問Q&A
ここでは、再生品のノートパソコンについて気になっているのよくある質問にお答えしていきます。
詳しく見ていきましょう。
まとめ:ノートパソコンの再生品は新品と比べてコストパフォーマンスに優れていた
以下の表の通り、再生品は新品よりもコストパフォーマンスが優れています。
項目 | 新品パソコン | 再生品パソコン |
---|---|---|
価格 | 定価(割引少なめ) | 新品の50〜70%前後 |
外観状態 | 完全未使用・無傷 | 小キズ・使用感が残る場合あり |
保証 | メーカー保証1年が標準 | 7日〜1年(店舗・メーカーにより異なる) |
検査・テスト | 抜き取り検査 | 全数検査・長時間エージングテスト |
初期設定 | 初回セットアップが必要 | OSクリーンインストール・設定済みで即使用可 |
付属品 | フルセット(箱・説明書など) | 箱やマニュアル欠品のことも |
在庫・納期 | 常時在庫あり/発売直後モデル入手可 | 限定在庫・モデル/カラーはタイミング次第 |
環境負荷 | 新規製造で資源・CO₂負荷大 | リユースで電子廃棄物削減・エコ |
また、個人間取引で購入する中古パソコンよりも安心して利用することも可能です。
新品の最新パソコンにこだわりがない方は、再生パソコンの購入を検討するのがおすすめです。
以下の表は、おすすめのショップについてまとめたものです。
項目 | リズピーシー | パソコン市場 | PC WRAP |
---|---|---|---|
こんな人におすすめ! | 自分でパソコンを選べない方 | 自分でパソコンを選びたい方 | 自分でパソコンを選びたい方 |
設定サポート | 初回無料でリモートサポート | なし | なし |
探しやすさ | 用途と予算を伝えると探してもらえる | 自身でスペックなどを考慮して選ぶ | 自身でスペックなどを考慮して選ぶ |
送料 ※税込 | 無料 | 550円〜1,870円 ※商品のサイズによる | 660円〜1,980円 ※商品のサイズによる |
社会貢献 | 売上の一部を社会福祉協議会へ寄付 | なし | なし |
特徴 | ・システム開発会社が運営している ・パソコンをプロに選んでもらえる ・初回無料でリモートサポートを受けられる ・利益の一部を社会福祉協議会に寄付しているため、購入するだけで社会貢献できる | ・21年の運営実績がある ※2025年2月時点 ・パソコンのレンタルや売却も行っている ・スマホやWi-Fiルーターのレンタルも行っている | ・周辺機器も充実している ・14時までであれば当日発送してくれる ・業界最長の3年保証がついている ・パソコン買取サービスも行っている |
公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
上記の表をもとに、それぞれがどんな人におすすめであるかを以下にまとめました。
それぞれに特徴がありますので、「自分に合いそう!」と思えるショップでの購入しましょう。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!