第100回 非アクティブなタブコントロールに件数を表示する
こんにちは。 エヌ・ケイ・カスタマイズの沖田です。
NKC-StaffBlogも節目の100回目を迎えることができました。振り返ってみますと、ブログを始めてから約2年が経過しております。今後も150回、200回と継続的に続けていきますので、今後ともよろしくお願い致します。
以下の記事は、Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド(バージョン 19 対応)より、
Claris FileMaker 公式トレーニング教材
「13.非アクティブなタブコントロールに件数を表示する(804ページ)」を元に掲載しています。
この文献から、タブコントロールのタイトルに情報を表示する方法を学びました。文献の執筆者、関係者の方々に深謝いたします。
なお、このブログ記事の趣旨は、弊社所属スタッフの Claris FileMaker 学習の成果を公開することを目的とし、同時に、参考文献の内容の紹介に資するものであることを Claris International Inc. が確認しています。
今回は、アクティブではないタブコントロールの内容が解るように、タブコントロールのタイトルに情報を表示するようにしてみましょう。
目的と方法
使い道としては、情報を1画面で管理する場合にタブコントロールを使用することは多いのですが、アクティブでないタブのレコード情報を把握する時に、その都度タブをクリックするのは手間に感じることもあるかと思います。
もし、アクティブでないタブに情報が明記されていると、その都度タブをクリックすること情報を確認することができるので、ユーザ側からすると、便利な機能です。
考え方
タブコントロールは、計算式を直接指定することができますので、これを利用します。ポータル行の件数やデータの有無を計算式で指定します。
関数・スクリプト実装例
(1)下記のようなタブコントロールが2つあり、それぞれにポータルとオブジェクトフィールドが配置されているレイアウトを準備します。
(2)タブコントロールをダブルクリックして [タブコントロール設定] ダイアログを表示します。下記のようにタブパネル「見積明細」「添付資料」に計算式を設定します。
動作確認
ポータルの行数が見積明細のタブで表示、添付資料がセットされているので、”有”と赤色で表示されている。
まとめ
タブコントロールに計算式を設定できるので、このような表示も可能となっております。今回は作成致しませんでしたが、ボタンバーも同様に計算式を指定することができますので、ボタン名を動的に指定することが可能となっております。
今回は以上になります。次回も引き続きよろしくお願い致します。
では来週もお楽しみに!
参考文献: Claris FileMaker 公式トレーニング教材 から、「Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド」 等を参考にしています
https://content.claris.com/fmb19_reg-ja