第31話 フィールドオプション 続き
お疲れ様です。エヌ・ケイ・カスタマイズの福山です。今回は、前回の泉に引き続き、フィールドオプションについてご紹介いたします。
以下の記事は、FileMaker Master Book 初級編(バージョン 19 対応)より、
Claris FileMaker 公式トレーニング教材
「[シリアル番号](179ページ)」を元に掲載しています。
この文献から、フィールドオプションのシリアル番号について学びました。文献の執筆者、関係者の方々に深謝いたします。
なお、このブログ記事の趣旨は、弊社所属スタッフの FileMaker 学習の成果を公開することを目的とし、同時に、参考文献の内容の紹介に資するものであることを Claris International Inc. が確認しています。
シリアル番号
レコードの作成時あるいは確定時に、自動で連番を生成して入力される設定です。[次の値]は、次に生成されるデータです。[増分]は、連番が増加する幅です。
例:[次の値:2]で[増分:5]だったら、2 の次に 7 が生成されます。以降、12、17 と続きます。
次の値を2、増分を5としました。レコードを確認してみます。
番号の値に2が入力されました。また、新規レコード作成を押してみます。
先ほどの2に増分の5が足されて7が表示されました。
直前に参照したレコード値
レコード作成の直前にアクセスしたレコードの「同じフィールドの内容」が入力される設定です。
データ
255 文字までのデータを指定して入力する設定です。ここに入力された内容が、そのまま入力されます。
計算値
計算式の結果データが入力される設定です。 「フィールドに既存の値が存在する場合は置き換えない」をオフにすると、計算式の評価が行われるたびに、計算タイプのフィールドのように自動でデータが置き換わります。
ルックアップ値
関連レコードの指定したフィールドのデータがコピーされて入力される設定です。
データ入力時の値変更の禁止
オンにすると、自動入力されたデータをユーザが変更できなくなります。
タスク管理ファイルで「期限」フィールドが、レコード作成時に『7 日後』が入ってくるように、次表の薄く色のついた部分のようにフィールドを設定して試してみます。
フィールドオプションの設定ができたので、新規レコード作成を押すと…
期限フィールドに7日後の日付が自動入力されました。
シリアル番号とは?
カウントアップして連番を付与し個体(データベースではレコード)をユニークする数値の識別子の意味で使っています。
今回は、ここまでとさせて頂きます。前回もお伝えしてますが、フィールドオプションの設定による自動入力には、入力の手間や入力ミスなどを防ぐことができることになるので、非常に有用ですのでしっかり学習していきたいですね。では、また次回もよろしくお願いします。
参考文献:Claris FileMaker 公式トレーニング教材 から、「FileMaker Master Book 初級編」 等を参考にしています
https://content.claris.com/fmb19_reg-ja