Claris FileMakerを開発する中で学んだことをお伝えします。
お世話になっております。
株式会社エヌ・ケイ・カスタマイズの久保でございます。
今回は、過去に何度か記事にさせて頂きましたが、
日々開発を行う中で学んだ経験をいくつかご紹介させて頂きます。
先日、本記事がお役に立ったという声を耳にしました。
少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
それでは、紹介していきます。
「レコードを対象外に」の意外な使い方
皆様は、「レコードを対象外に」をどのタイミングでお使いになりますか?
文字通り、対象のレコードを表示したくない時に、「レコードを対象外に」したり、
特定のレコードのみ表示したい際には、一件のみレコードの対象外にしたのち、
対象外のレコードのみ表示することもできます。
今回は、”検索モード”の段階で使用した際の動きをご紹介いたします。
通常、検索といえば、”表示したい”レコードを検索するかと思います。
例えば、ステータスに、「見積」「受注」「請求」「入金」がある場合、
見積のデータのみ検索したい場合には、ステータスに対して”見積”で検索します。
その際、フィールド設定で、ステータスに値を設定する前のタイミングで
「レコードを対象外に」を入れることで、ステータスが見積以外を検索することが可能になります。
こうすることで、余計なステップを入れることなく、綺麗な形且つ、速度も少し早い造りになります。
「テーブルデータを削除」を使用する際は、完全アクセス権に注意
皆様は、「テーブルデータを削除」処理を使用したことはございますか。
使用する頻度も少ないスクリプトステップですので、
中々なじみがない方も多いと思います。
処理としては、全レコードを削除する動きと類似するものです。
今回は、この「テーブルデータを削除」を使用する際の注意点をご紹介します。
注意点としては、ただひとつ。
”完全アクセス権”を持つアカウントでしか正常に処理がはしらないことです。
対応策としては、スクリプトワークスペースにて、
完全アクセス権を付与するか、全レコード表示したのち対象レコードの削除になります。
わざわざテーブルデータを削除を使用することもございませんが、
既に使用している開発者の方は一度見直されるといいかもしれません。
最後に
今回は、以上です。
まだほかにもございますが、また別の記事でご紹介いたします。
また、日々開発を行っていく中で学んだことがあれば、
皆様に共有していきます。
小さな事からでも大丈夫です。お気軽にご連絡くださいませ!