Exmentの面白い機能 – 第1回「データ保存後の遷移先の指定」

おはようございます。こんにちは。こんばんわ。
エヌ・ケイ・カスタマイズの 泉 です。

冬のオリンピック始まりましたね〜
昨日はスノーボードハーフパイプで平野歩夢選手が金メダルを獲得しました!!
本当におめでとうございます🎉
平野選手が15歳で初めてのオリンピックに出場した時は、色んな意味で衝撃的でした。
あれから8年、世界の強豪選手を退け、TOPに立った平野選手の努力や「チャレンジ」には『あっぱれ』しかないでしょう!!

自分も技術者として、コツコツ頑張っていきたいと思う今日このごろです!!

それでは、さっそくExmentの面白い機能について解説していきたいと思います。

データ保存後の遷移先の指定

私がExmentの機能を色々調べていて、『これ面白い!!』と一番最初に思ったのが

「データ保存後の遷移先の指定」

(参照)
・Exmentマニュアル「5.データ管理 – データ登録 – データ保存後の遷移先」
・Exmentマニュアル「2.インストール・初期設定 – システム設定 – サイト基本情報 – データ保存後の規定リダイレクト先」

でした。

Exmentの開発者、Exmentを知っている方からしたら『え、そこ?』という声が聞こえてきそうですが、そこです!!

この機能は、簡単に説明しますと、

編集画面でデータを入力して「保存」ボタンを押した後に遷移する先の画面を指定できる機能

です。

私に刺さった機能の魅力

一見、『あれば便利だよね〜』くらいで終わりそうな機能です。
ですが、実際にシステムを運用するエンドユーザー様からすると、結構嬉しい機能だと思っています。

一般的なデータを管理するシステムですと

検索・一覧画面 ⇄ 参照画面 ⇄ 編集画面

という画面遷移ではないでしょうか?

参照画面があるのは、
「データを編集する機会より参照閲覧する機会の方が多いから」
「データの参照を編集画面でやってしまうと誤ってデータを更新してしまうから」
といった理由があげられると思います。

ですが、実際にシステムを使い始めると、この画面遷移が煩わしくなることがあります。

例えば
「検索した結果を連続して編集していきたいのに、参照画面を一回挟むのがウザい煩わしい」
「連続してデータの新規登録をしたいのに、参照画面、一覧画面を一回挟むのがウザい煩わしい」
「長い文書を登録する際、一次保存のつもりで保存したけど、参照画面を一回挟むのがウザい煩わしい」
といったことはないでしょうか?

私は、前職でもExmentと似たWEBデータベースを開発した実績があり、
単体テストや運用テストを行っている際、この「決められた画面遷移」に不満がありました。

そんな不満を抱えたまま、Exmentの機能を調べていて見つけたのが、この機能でしたので、
めっちゃ刺さりました!!
もしかしたら、この機能自体、今どきのシステムでは標準的な機能なのかもしれませんが、
私にはとても魅力的な機能でした。

具体的な機能の説明と設定方法

「データ保存後の遷移先の指定」機能について、具体的に説明したいと思います。

この機能には

・システム全体での固定指定
・データ保存時の都度指定

の2種類の指定方法があります。

なお、指定できる遷移先、遷移方法は以下の4つです。

  • 一覧:編集画面 → 一覧画面
  • 表示:編集画面 → 詳細画面
  • 新規作成する:編集画面 → 編集画面(新規データ)
  • 編集を続ける:編集画面 → 編集画面(同一データ)

システム全体での固定指定

「システム全体での指定方法」は文字通り、システム全体に影響する設定です。

設定方法は、メニュー「管理者設定 > システム設定」の画面で、「STEP2 詳細設定」をクリックし
[データ保存後の既定リダイレクト先]で指定します。

データ保存時の都度指定

「データ保存時の都度指定」も文字通り、編集画面で保存する際に、都度、遷移先を指定する方法です。

指定方法は、編集画面の下部の「保存」ボタン横のチェックボックにチェックを入れます。
デフォルトでは、前述の [データ保存時の既定リダイレクト先] で指定された方法にチェックが入っています。

この2つの方法を組み合わせることで、お客様の要望に合わせたカスタマイズができます。

例えば、
『システム全体としては、データ保存後に詳細画面への遷移は不要で、検索・一覧画面に遷移させたい』
『新規データを手入力で連続して登録したい』
といった要望があれば、

・[データ保存後に既定リダイレクト先]=”一覧” に設定
・新規データの連続登録の場合は、保存ボタン横に[新規作成する]チェックボックスにチェックを入れるよう説明・周知

とすることで、お客様の要望を満たすことが可能です。

この機能は、お客様に開発側がヒアリングしないと出てこない要望だと思います。
なぜなら、お客様も開発者も設計〜運用開始後も
『画面遷移って大体こういう流れだよね〜』
『変えられない仕様だよね〜』
と考えるからです。

だからこそ、お客様も開発者も『これいいね♪』と言って、喜んでいただける機能だと思います。

おわりに

いかがだったでしょうか?

我ながら、第1回目からマニアックな機能の説明をしてしまったと思っていますが、
まったくもって後悔しておりません!!

それくらい、自分には刺さった機能だったのです。

次回もマニアックな機能なのか、
はたまた正統派な機能なのか、
ぜひご期待ください!!