第115回 いろいろな検索スクリプト
こんにちは。エヌ・ケイ・カスタマイズの沖田です。
9月に入り、今年も残すところ4か月となりました。ベンチプレス100kg挙げる!というのを今年の目標にして取り組んでいるのですが、おそらく今のMaxは80kgです。
残りの期間で達成できるか厳しい状況ですが、日々全身の気持ちで頑張っていきます!
社員も増えてきまして、個々でのブログの更新頻度も減っては来ていますが、こちらも気を抜かないように取り組んでいきますので、どうぞよろしくお願いします。
以下の記事は、Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド(バージョン 19 対応)より、
Claris FileMaker 公式トレーニング教材
「28.いろいろな検索スクリプト(846ページ)」を元に掲載しています。
この文献から、色々な検索のスクリプトについて学習することができました。文献の執筆者、関係者の方々に深謝いたします。
なお、このブログ記事の趣旨は、弊社所属スタッフの Claris FileMaker 学習の成果を公開することを目的とし、同時に、参考文献の内容の紹介に資するものであることを Claris International Inc. が確認しています。
さて、今回はいろいろな検索スクリプトについて学んでいきましょう。
考え方
検索モードで [フィールド設定] スクリプトステップと [検索実行] スクリプトステップを使った検索方法を解説します。[検索実行] スクリプトステップのオプションに検索条件を書くことも可能ですが、ここでは、スクリプトワークスペース内で検索条件がわかりやすいように、オプションは使っていません。参考にて、検索実行オプションを使用した例を下図に挙げております。
関数・スクリプト実装例
(1) 以下のような、よくある住所録データを元に検索をしてみます。
(2) 検索条件は以下で設定してみます。
・「名前」フィールドに”山”または”川”が含まれる かつ 年齢が20歳以上
スクリプトで記載した例は以下になります。
考え方的には、「名前」に”山”が含まれて、年齢が20歳以上 もしくは、「名前」が”川”が含まれて年齢が20歳以上 のものを検索という風になります。※Claris FileMakerでOr検索は、検索モードに切り替えた後の「新規レコード/新規条件」ステップになります。
(3) 次は、このような検索をしてみます。
・「名前」フィールドに”山”が入っていないデータ
スクリプトで記載した例は以下になります。
考え方的には、「検索条件02スクリプト」では、「名前」に”山”とフィールドを対象外として検索実行しています。「検索条件03スクリプト」では、一旦「名前」に”山”というフィールドを検索して、「対象外のみを表示」というステップを使用し、結果として、「名前」フィールドに”山”が入っていないデータを再現しています。
(4) 次は、このような検索をしてみます。
・「ふりがな」フィールドが”はら”から始まるデータ
スクリプトで記載した例は以下になります。
考え方的には、「==」を手前につけることで、完全一致となります。最初の検索時に「==」をつけず「山」のみで検索した場合は、部分検索(指定したフィールドの内容の一部に検索条件の文字があればいい)となります。また、「はら」の後ろに*をつけているのは、はらの後ろの文字は何でもいいですよ(正確には、0文字以上の任意の文字列を表す)という意味になります。
(5) 次は、このような検索をしてみます。
・「アドレス」フィールドが”takeda.myuu@example.com”のデータ
スクリプトで記載した例は以下になります。
考え方的には、Claris FileMakerProで認識される検索演算子など特別な意味を持つ文字に「@」が該当しますので、それらは、検索する特殊文字の前に「¥」をつける必要があります。
まとめ
いかがでしょうか?実際Appを運用するうえで、検索機能というのは必須ではないかと思います。
様々な検索パターンに対応できるようにClaris FileMakerProも検索条件を用意してありますので、是非覚えてください。
詳しくは、Claris社ホームページのClarisClaris FileMakerPro19ヘルプに詳細情報がありますので、こちらもご覧ください。
それでは、次回のブログもお楽しみに!!
参考文献: Claris FileMaker 公式トレーニング教材 から、「Claris FileMaker 関数・スクリプトガイド」 等を参考にしています
https://content.claris.com/fmb19_reg-ja